「花束みたいな恋をした」を見ての振り返り

「花束みたいな恋をした」を見た。公開当時、話題だったから。

hana-koi.jp

 

開始すぐイヤホンで聴く音楽がどーのこーの言ってたり、付き合うまでが結構キツかった。こういう小さいこだわりぶつけてくるタイプの映画かって。イヤホン以外にもじゃんけんの話とかGoogleマップとか。細かい子ネタが三木聡がふざけて作った映画なんじゃないの...?」と思った。案の定の岩松了が出てきて笑った(しかもオダジョーも)。

でも、付き合ってからは割と普通に見れた。

「自分たちのパターンと同じじゃん...。」
と思う人はいったいどれくらいいるんだろう。
自分もそうだった。サブカル好きだし。最初部分がキツかったのは共感性羞恥というやつなのかな?あぁ〜〜〜〜...。

付き合っているときも、あっちの方が先に社会人モードになって、ビジネス書読んで、パズドラもしてたわ。まんま麦くんだった。自分だけ学生気分で、遊び呆けてました。男と女ってそんなもんなんだろうか。

付き合っていると色々なことあるよね。良くも悪くも、外部の至るところから違う価値観や考えを刷り込まれる。影響を受ける。自分では感じていなくても、知らない間に気持ちが動いていることはあると思う。

ケンカしなくなったら終わり、はみんな共通の考えだよね。
麦くんは強引に次のステージへ進めば、今の感情や問題を無かったことにできると思ったんだろうなぁ。麦くんの気持ちも分からんでもない。自分もそういうときあった。前へ前へ、だった。

別れたあとの、麦くんが「あの作家の新作が出たときどう思っただろう?」と思っているモノローグがあったけど、そこも分かる。思う。好きだった漫画家とか同じだったから。

絹ちゃんのSMAPの部分も分かる。実際SMAPの解散はいたるカップルや夫婦を別れさせてしまったと思うんだよね。SMAPが解散するぐらいなら自分達だって無理でしょ」って。

別れたあとはまたノリがキツかったけど、なんだかんだ共感してるなぁ。
まぁそうだよね。みんな自分の過去の恋愛と重ねて振り返る人が多いんだろうな。麦くんと絹ちゃんカップルを俯瞰的に見れるからおもしろいのかもしれない。

 

そういえば麦くんの新しい彼女、絹ちゃんと随分タイプがちがってなんか拗らせてんなぁ...と思った。絹ちゃんは今の相手と結婚しそう。こういうとき男の方が引きずるのかな。

 

当時「花束みたいな恋をした」を見て気まずくなったカップルが多かったと聞くが、その後どうなったのか気になるなー!劇中でも言ってた通り、まぁ恋はいずれ終わるものだとは思うので、終わっていても不自然ではないのだが。

でもこれそんなに気まずくなるかな?最後のGoogleマップのくだらなさ感が救ってくれたと思うんだけど。気遣いかしら。