ONE PIECEが変わらずにONE PIECEでいてくれたこと

自分のONE PIECEの知識はパンクハザード編の途中で止まっていた。ある日、ONE PIECEが100巻出るまでに追いつきたい!と唐突に思い、約10年分の月日を追いかけた。その感想。

約10年ぶりのONE PIECEと、わたし

パンクハザードの続き、ドレスローザ...と読んで追いついた感想としては、ONE PIECEってやっぱりおもしろい」だ。おもしろい。やっぱりおもしろい。それに尽きる。ワノ国編いいね。ヤマトかわいい。

10歳頃ONE PIECEと出会い、自分はすっかり30代。出会いは衝撃だった。かつてCOLOR WALKで作者が鳥山明の絵に衝撃を受けたと言ったいたけど自分はONE PIECEの絵に衝撃を受けた。海賊なのにさわやかなことにも、ゴムゴムの実にも、三刀流やぐるぐる眉毛にも...。ONE PIECEは従来の海賊のイメージをひっくり返した。辛いことがあればONE PIECEのセリフを思い出して元気をもらう、そんな子供時代を送っていた。

自分の人生、今に至るまでそれなりに色々なことがあった。特にONE PIECEから離れていた10年間はとくに色々あった気がする。社会人になって子供も産まれた。もちろんONE PIECE以外のものも吸収してきた。子供時代と比べて擦れている部分もあるし、まだまだ精神的に子供っぽい部分もあるけど、10歳の少女の頃とは流石に違う。

でもONE PIECEはずーっとONE PIECEのままでいてくれた。それが嬉しかった。ルフィが変わらず、自分の知っているルフィだった。ちゃんと今も昔と変わらず、仲間や気持ちを大事にしていた。 作者は20歳頃にONE PIECEの連載を始めている。初連載作品が「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス登録されている。我々一般人より遥かに様々なものを見てきたはず。20歳頃ってまだまだ思考や行動が取っ散らかっている年頃なのに、24年間ぶれずにONE PIECEを続けているのか。すごい。作者も結婚して子供が産まれて、家族の描く形も変わってきただろうに。それがONE PIECEなのか。

ONE PIECEに出会えて良かった

振り返るとONE PIECEは自分の血となり肉となっていた。キャラクターのモデルとなった人物や、舞台となった映画作品を追ったりと、ONE PIECEを通して別の新たな世界を知ることも出来た。そこから派生して好きなものが増えた。

100巻をむかえる準備は万端。たのしみ。