映画館で観た映画は一生もの

遅ればせながら、先日「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」を観た。おもしろかった。
エンドロールを見ながら、「あぁやっぱ映画は映画館で見るべきだなぁ」と思った。観て良かった。

ジュラシック・パークシリーズは中学の授業で観た。理科の教室でプロジェクターを使い、黒いカーテンにうつして。1~3までを週1回の授業45分でちまちまと。(どれくらい時間かかったんだろう)
だからこそ初めて映画館でジュラシック・ワールドを(しかもファイナル)観れて、感慨深かった。

映画館で観た映画、というのはいつまで経っても、何年経っても、「映画館で観た」という思い出がついてまわる。
座席について上映を待つあの時間、大きい画面、大きい音、知らない人達と同じ空間で観て皆んなで笑ったり。ほかにも誰と行ったとか、どこで観たとか、帰りにあれを食べたなとか、そういう思い出すべてひっくるめて、映画自体が特別な作品になる。

子供のころに観た映画なんて特にそうじゃないかな。
小学生のとき「ミュウツーの逆襲」を2回に観に行った。観る前にご飯をしっかり食べていったはずなのに、終わったあと自分が間髪入れず「お腹すいた!」と訴えたもんだから親がびっくりしてた。「集中して観るとお腹が空くのかね」「それだけしっかり観ていたのね」と言われて、なんだか誇らしかったのを覚えている。今と同じ、夏の時期。

これらは全て映画館に行かないと体験できない。
映画がどこでも見れる時代になったけど、映画を作ってる側は小さいスマホ画面で見てもらうために作ってるわけじゃない。リビングや電車のなかで見てもらうために作ってるわけじゃない。映画館で観てもらうために作ってるんだよな。