おりがみが折れない子供だった

おりがみが折れない子供だった。ということを思い出した。

そんなことすっかり忘れて生きていたけど、子供が折り紙にハマっているから思い出した。

おりがみの折り方ってわかりにくいの多くない?あきらかに説明が足りないの。図もわかりにくいのばっかり。

もう最初の「おりすじをつけます」から無理。三角形に折るやつ。
ひとつの角なら綺麗に合わせられるけど、残りの角2つが綺麗に揃えられない。裏面が見えちゃう。気になる。
折るものによっては、その初めのズレが後の工程に影響を及ぼしていく。折り紙のそういうところが嫌いなんだよなー!
人生と同じで、最初に軌道がずれるとそのままずれっぱなしな訳よ。

幼稚園で折り紙の時間も嫌いだった。だって折れないんだもん。先生がみんなの前で、ひとつひとつ説明していってくれるんだけど、最初の「おりすじをつけます」以降はついていけない。
どんどん置いていかれて、手が止まってしまって折り紙の時間が終わるのをただ待っていた。優しい子がいれば教えてくれたけど、たいてい男子にからかわれた。子供心ながらに本当に苦痛だったなぁ、あれ。

鶴とかなんとか作れても、クチバシがピンッてなってないの。ぐしゃってなってんの。だから作れても全然楽しくなかった。唯一作れるあさがおばっかり作っていた。

あ〜あなんか嫌なことを思い出してしまった...。コンプレックス。