2022 印象に残った本3冊

今年は45冊読んだ。

そのなかから印象に残った本3冊。

ガダラの豚

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大槻ケンヂの影響で昨年から中島らもを読むようになった。

代表作、ガダラの豚で「読む手が止まらない」という経験を初めてした。

上巻を読み終わったあと、下巻が手元にやってくるまでちょっと時間が空いてしまったんだけど、もうずーっとガダラの豚しか考えられなかった。別の本も映画もなにも頭に入れたくなかった。

そんなおもしろい本だった。

来年は中島らもの本を精力的に読みたい。

容疑者Xの献身

books.bunshun.jp

今更だけど読んだ。

酒の席で『映画の最後の石神が言う「なんで?」は何に対してなのか?どういう心境だったのか?』という話で熱い議論になったからだ。原作読んでいる人が1人だけいたからすごい白熱した。

気になる!読もう!ということで。

初めての東野圭吾。なぜか頑なに東野圭吾童貞を守っていたのに。

 

読んだ感想は「映画の好きなシーンが文章で読めて良かった」ということ。

1つは石神が留置所で壁の染みを使って四色問題を解くところ。

もう1つは石神が部屋で自殺しようとしたところに、花岡母娘が部屋にやってくるところ。

映画では描かれていない石神の心情がはっきり書かれていたのが印象に残った。数学への深く純真な愛情に心を打たれた(愛情という表現は正しいのだろうか)。

直感と論理をつなぐ思考法

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ビジネス書。確か昨年の「ITエンジニア本大賞」に選ばれていて手に取った。

人生に余白を作りたくなる本だった。自分を大事にしようというか。

 

2022 印象に残った本3冊 おわり